ドクターが教えるほうれい線の美容整形完全ガイド

ヒアルロン酸注射の商品イメージ画像
引用元/アラガン・ジャパン
(http://vst-beauty.jp/juvedermvista/consumer/pc/about/)

ヒアルロン酸注射

私たちの体に元々存在し、弾力を持って肌を支えているヒアルロン酸。ほうれい線にヒアルロン酸を注射するだけで、簡単にシワを改善できます。しかし、後遺症を残した例もありますから、十分な知識を持つことが大切。そこで、ヒアルロン酸注射に関する基礎知識を解説しましょう。

基本DATA
料金相場 両側で15,000円~100,000円前後
接続期間 6ヶ月~1年
施術時間 5~10分
麻酔 なし、または麻酔クリーム・局所麻酔
痛み 注射を刺す痛み、注入の違和感
ダウンタイム 2~3日間

ヒアルロン酸注射とは

真皮層でコラーゲンやエラスチンと共に肌を支えているヒアルロン酸。年齢と共に量が少なくなると、ほうれい線ができてしまうので、シワへ直接注射することで、ふっくらとした肌を取り戻すことができます。注射だけの簡単な治療で、比較的リーズナブルであることも特徴です。

ヒアルロン酸注射の効果

年齢を重ねるうちに、肌のハリが失われて鼻から口の脇に垂れさがるようにできるほうれい線。ヒアルロン酸注射は、無表情のときにもできている、このような加齢によるたるみやシワの部分へ直接ヒアルロン酸を注入します。すると、シワを皮膚の下からふっくらと持ち上げてボリュームアップし、ほうれい線を目立たなくすることができます。不自然な盛り上がりができないよう、様子を見ながら少しずつ注入していきます。

真皮層の弾力が失われたお疲れ肌のほうれい線に効果的

ヒアルロン酸は、私たちの皮膚や関節、眼球などに元々存在している保湿成分で、皮膚を下から押し上げてボリュームを持たせる働きがあります。年齢を重ねることでヒアルロン酸が減ってしまい、弾力が失われてたるみやシワができてしまうのですが、そういった加齢によるシワやたるみ、皮膚のくぼみなどには、ヒアルロン酸注射がおすすめ。元々存在しているはずのヒアルロン酸を注射で直接補ってあげることで、自然にほうれい線を目立たなくすることが可能です。

ヒアルロン酸注射の種類と相場価格

ヒアルロン酸注射と一口で言っても、メーカー別、使用する部位別に注入剤の種類がいくつかあります。適したものを使わなければ、効果がないばかりか仕上がりが不自然になるなどのケースもあるので、よく注意するようにしましょう。

レスチレン価格相場…2万円~3万円(1CC)
スウェーデンのQ-MED社が販売しているヒアルロン酸注入剤で、日本では最も信頼度や使用頻度の高いものとして知られています。ヒアルロン酸の粒が小さ目で、ほうれい線のほか、目の下のくぼみやおでこなどに使用されます。
レスチレン パーレイン価格相場…3万円~4万円(1CC)
Q-MED社が開発したレスチレンの中でも、ヒアルロン酸の粒が中くらいのサイズで、通常のレスチレンよりも広い部分に使いやすく工夫されています。ほうれい線などのシワの改善、こめかみ、鼻やあごなどを隆起させたい、といったプチ整形にも使われています。
ジュビダーム ビスタウルトラ価格相場…3万円~4万円(0.8CC)
アラガン社が開発したヒアルロン酸注入剤。ジュビダームは日本で初めて厚生労働省の承認を受けた、ヒアルロン酸の草分けです。中でも最新技術で製造されているビスタウルトラは、適度な弾力性があり、仕上がりが自然。凝集性が高いので、ふんわりした仕上がりが長続きします。
エセリス価格相場…4万円~5万円(1CC)
スイスのメーカーが開発したヒアルロン酸注入剤。第四世代と呼ばれるもので、高純度・高濃縮が特徴です。ヒトの真皮に存在しているヒアルロン酸に限りなく近いものになっているそう。さらに、粒子ではなくゲルタイプで、凹凸のないなめらかな仕上がりが期待できます。

ヒアルロン酸注射のメリットとデメリット

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線治療の中でも、注射をするだけの手軽な方法のひとつですが、メリットがあればデメリットがあるのも事実。どのような点が問題となるのか、解説しましょう。

即効性と安全性は高いが長続きしないのがデメリット

ヒアルロン酸は元々体内に存在している成分ですから安全性が高いですし、注射を打つとすぐにふっくらと肌が持ち上がり、しわが消えてしまう即効性も魅力です。ただし、体内にある成分なだけに、すぐに吸収されてしまうのがデメリット。シワの下に注入してボリュームアップしても、3ヶ月から半年もすると徐々に吸収されていって元のシワが戻ってしまいます。仕上がりをキープするためには、3ヶ月~半年に1度は繰り返して注射しなければなりません。

ヒアルロン酸注射で
失敗しないための
ポイント

たかがヒアルロン酸注射一本、と侮ってはいけません。ほうれい線を目立たなくするために行った注射が、後に重大な後遺症を残す結果となることも…。どのようなことに注意してクリニックを選ぶべきか、詳しく見ていきましょう。

解剖医学の知識や経験を十分に持つ医師を選ぼう

ヒアルロン酸注射は、気になるシワのところへ注射を打てばよい、というほど単純なものではありません。過去には、医師の技術や知識不足が原因で動脈へヒアルロン酸を注入してしまい、血管を塞いでしまった、という症例があります。結果、この患者さんは、小鼻へ血流が行き届かなくなり、壊死を起こしてしまったそうです。
このように、簡単な治療のように見えるヒアルロン酸注射であっても、副作用や後遺症が残るようなトラブルが起こらないとは言い切れません。クリニックを選ぶ際には、経験や解剖医学的知識の豊富な医師が在籍しているかどうか、クリニックのサイトなどをチェックしてみましょう。

ヒアルロン酸注射の流れ

「麻酔はするのか?」、「どのぐらいで治療が終わるのか」など、治療に関する疑問や不安が多いはず。そこで、ヒアルロン酸注射を受ける時は、どのような流れで治療が行われるのか、具体的に見ていくことにしましょう。

カウンセリングでどの部分にどれだけ注射するかを決定

カウンセリングでは、自分が悩んでいる部分を相談し、適切な治療法の提案&決定が行われます。ほうれい線のたるみやシワ深さなど、患者さんの状況を医師が直接見て診断したあと、シワの状況に応じて、ヒアルロン酸注入剤の量や種類、注入する箇所などを決めて行きます。

シワに沿って薬剤を注入! 希望すれば麻酔もお願いできる

適切な量の注入剤を、気になるシワの部分に注射していきます。注射だけなので、基本的には麻酔は行いませんが、痛みが気になる方はオプションで麻酔を追加することもできます。皮膚へ塗るクリームタイプの麻酔などを行い、ヒアルロン酸注射をして5分~10分程度で治療は終了します。

赤みが引いたらメイクして帰宅できる

患者さんの体質にもよりますが、注射した後の皮膚に赤みや軽い腫れ、内出血などが出ることがあります。その場合、ある程度、症状が治まるまで注射した部分を冷やして待機します。問題がない場合は、すぐにメイクをして帰宅できます。内出血や腫れは2~7日程度続く場合もありますが、多くはメイクで隠れる程度のものなので心配いりません。

ヒアルロン酸注射の疑問・不安

価格がクリニックごとで大きく異なるのはなぜ?

注入されるヒアルロン酸の量によるからです。ほうれい線治療ですと、しわやたるみの深さに応じて1cc~3ccの処方が目安となっています。1ccあたりの価格をクリニックごとに比べてみると良いでしょう。

キープできる期間がクリニックで提示されているものよりも短いという話を聞いたのですが…。

キープ期間には個人差があり、一度の施術で1年以上キープする人もいれば1ヶ月しかもたなかったという人もいます。これは、注入した量が必要量よりも少ない場合に起こることが多く、そのために早く効果が薄れてしまうのです。注入に関しては医者の判断や治療の方針にもよりますので、クリニックでしっかりと説明を受けるのが大切です。

失敗したらどうなるの?

仕上がりがうまくいかなかった場合、特定の部位だけが膨れ上がって、おかしな口元になることがあります。ヒアルロン酸は体内に吸収されるため数ヶ月で元に戻りますが、どうしても気になってしまう場合は溶解剤を打つことで元に戻すことができます。

身体の中にものを入れるというのが怖いのですが…。

ヒアルロン酸はもともと人の身体に備わっているものですので、体内に残り続けることなく徐々に吸収されます。その代わり定期的な注入が必要となります。

サイト監修表参道スキンクリニック友利 新医師
東京女子医科大学卒業後、同大学の大学院内科勤務を経て皮膚科に転科。表参道スキンクリニックで皮膚科医として多くの患者を診るかたわら、テレビ番組への出演や書籍の出版などさまざまなメディアで活躍。医師という立場から女性が美しく生きるための啓蒙活動を展開している。プライベートでは2児の母として子育ての真っ最中。「日本皮膚科学会」「抗加齢学会」「日本内科学会」会員。
表参道スキンクリニックhttp://tk-honin.com/

「ほうれい線対策委員会」は、「表参道スキンクリニック」ドクター監修によるほうれい線の施術ガイドをはじめ、お役立ち情報をまとめたサイトです(2016年7月時点)。ぜひ参考にしてください。また、実際の施術を受けるにあたっては、必ず医師の診断に従うようにしてください。

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